診療案内

診療案内
当院の担当医師はこれまで病院における小児科専門医として勤務してきました。 しかし、医院紹介にも記しましたように、この地域のみなさんの健康を一緒に考えていきたいという思いから、木村医院では、「小児科・内科」を標榜いたしました。 よって成人の方も受診可能です。

以下に、これまで私が主として診療してきた疾患群を中心に、当院の診療方針などを記します。 あくまでも私自身の考えに基づいた記載であることをご了承ください。
小児科一般診療について
小児科疾患といえば、「咳、はな、おねつ」の急性感染症がその多くを占めていますが、そのほとんどは、自分自身の力と休養、栄養で数日のうちに治っていくものであると思います。 お風邪の診断を受けた場合に処方されるお薬は、それらの感染症を治すという意味よりも症状を少しでも楽にして、体が治そうとする力をサポートするようなものがほとんどであると考えています。
ただ、単なる風邪だと思えるような症状でも、ごく一部には治療が絶対的に必要な疾患が隠れている場合もありますので、「元気そうだけれど、なんとなく心配だ・・・」という時にはどうぞ受診してください。
そういうご家族の観察力が何よりの診断の助けになる場合もあります。
小児の腎疾患

小児科領域では、学校検尿の制度が始まってから、無症状の血尿・蛋白尿の方が発見されるようになりました。 大阪市立大学病院付属病院での腎臓病外来を担当していました時にも、病気とは無縁のように見える元気な子が突然「病院で詳しく調べて来てください」という通知をもらい、とても驚くと同時に、腎臓病は恐ろしいというイメージから、えらいこっちゃ!と精密検査に来られるご家族をたくさん診てまいりました。
初めて検尿の異常を指摘された方は、ひと通りの検査* を行うことが一般的ですが、その結果、取り急ぎ治療が必要である方はごく一部の割合です。
過剰な心配をせずに、まずは受診のうえご相談ください。
ただし、症状のないままに進行するものもありますので、適切な指導を受けていただきたいと思います。

*血尿・蛋白尿に対する一般的検査
(1)検尿(早朝第一尿、来院時尿、場合により一日蓄尿)による検尿異常の程度の把握
(2)血液検査(腎機能、電解質、血算、補体価 など)による全身疾患の有無の確認
(3)超音波検査による腎臓・膀胱等の器質的疾患の除外

突然に顔や手足がむくみ、尿検査で大量の尿タンパクが確認されます。
小児のネフローゼ症候群ではステロイド治療によく反応するタイプが多い反面、再発する(尿タンパクが再び出る)ことが多いことでも有名です。
以前は絶対安静で学校生活や通常の生活にも制限のかかることが多かった病気のひとつですが、 最近は、状態が安定している場合には運動制限等を行わないことが多くなりました。
ステロイドの内服方法やその他の治療の組み合わせなど、対応方法は十人十色ですので主治医の先生とよくご相談のうえ、それらの方針を組み立てられることをおすすめします。
また、大阪市立大学医学部付属病院小児科や大阪市立総合医療センター、和泉市立病院、済生会千里病院の腎臓病担当医とともに、「そらまめの会」というネフローゼ症候群患者会もありますので、いつ再発するか分からないという不安や、治療法に関する質問を消化・解決する場として、さらに、患者さんやそのご家族同士の情報交換の場として、どうぞご利用ください。

何歳からのおねしょが異常であるかは、本人とご家族の考え方や困り方にもよりますが、集団生活や宿泊行事への参加を機会に受診、相談される方が多いようです。
これまでには幼稚園から高校生までの夜尿症の方といろいろなお話をしてきましたが、何よりも自分自身が「おねしょから卒業する」気持ちをもつことが大事ではないかと思っています。
もちろん、膀胱の機能や内分泌的な異常によっておこっている場合もありますので、一般的な検査を行い、治療すべき疾患が隠れていないことを確認することも必要です。
受診の中で、生活のリズムや食事内容、排尿・蓄尿のバランスなどを一緒に確認し、ひとつずつ自信をつけてほしいと思います。また、最近はたくさんの内服薬や点鼻薬も利用されています。その効果は一定ではありませんが、人によりとてもよく効く方もいるようです。
それから、ご家族には何より、一緒に前向きに考えてほしいと思います。
失敗したことに対しては決して怒らないでください。わざと失敗する子どもはいないはずです。
ただし、自分の身の回りを清潔にする、後片付けをする等をさぼったときにはきちんとご指導をお願いします。
その他

最近、採血器具の使い回しに関する報道をお聞きになられた方も多いかと思います。

当院では糖尿病等での血糖測定の時の指先からの微量採血だけではなく、発熱などを主訴に受診された小児に対しての炎症反応を検査する際にも指先からの微量採血を実施していますことは、当院へおかかりの方はよくご経験のことと思います。

もちろん当院では厚労省の指導に従い適切な使用により実施していますので、どうぞご安心ください。
採血器具を使用する際、患者さんの皮膚に接触する部位はすべて使い捨てとなっている部品であり一度使用した針は再度使用することは構造上できない仕組みとなっています。

以下の写真は当院で使用しています採血器具です。

採血器具