外来でよくみる感染症の中には
発疹(ブツブツ)がメインである場合があります!
しかもそんなブツブツは色々なところに出てきますし
発熱もあったりなかったり・・・
発熱と同時に出てくるもの
解熱してから出てくるもの
赤いブツブツ、白いブツブツ、水を持ったブツブツ
本当に色々な種類があるものだなあと変に感心してしまいます
『手足口病』
『ヘルパンギーナ』
『溶連菌感染症』
このあたりは保育園メンバーにはおなじみです
「クラスで流行っているんです・・・」と教えてもらえると
診断にも助かります😊
小児科の教科書にはまず
『麻疹(はしか)』『風疹(三日はしか)』が出てきますが
最近はワクチン接種が浸透したおかげで
ほとんど見ることがなくなりました
『水痘(みずぼうそう)』の発疹は比較的わかりやすいですし
その仲間の『帯状疱疹』もあります
(それぞれの疾患の詳しい説明は長くなりますので今回は省略します)
(ごめんなさい)
ただ、悩ましいのは
『名もないブツブツ』
できるだけ『○○病』とお話ししたいと思いますし
そうすれば
あと何日で良くなります!とか
いつから保育園に行けます!と
具体的にお話しができるのですが
時々、いや、結構な頻度で
何ともはっきりしないブツブツに遭遇します
そんなときに使われる病名は
『ウイルス性発疹症』や
『ウイルス感染に伴う発疹』
かっこよくこんな風にお話しするのですが
本当のところよくわからないってことなんです。。。
風邪症状の原因のほとんどはウイルス感染で
そのウイルスは数百種類におよぶといわれている中
ウイルス感染は色々な発疹を合併することも知られています
ほとんどの発疹は
特別な治療を行わなくても
自然に消えていくと考えられていますので
有名な病名が付かなくても
過剰に心配する必要はありません!
ウイルス感染と一生懸命に戦っているカラダが
反応していると考えてみてください
ということは
弱ったカラダをどうやって回復させればいいかが問題で
ちゃんと食べて
ちゃんと寝て
元気になった頃に
発疹も消えてくれていればひと安心かと思います👍
実際はなかなかうまくいかなくて
早く治ってくれないものもあるんですけど・・・
たかがブツブツ
されどブツブツ
今日も
お熱は下がったのに
謎のブツブツがたくさん出た女の子が
来院されました
早くよくなりますように🙂
これからも色々ブツブツ(が出ている患者さん)に
教えてもらいながらの毎日です🍀