食中毒にご注意ください

梅雨の時期から夏にかけて気になるのは・・・

【食中毒】⚠️

最近の外来でもお腹を壊されて受診される方が増えてきている感じがします。
ひとり、また翌日ひとり、その何日かあとにまたひとり
原因によっては家族内でも次々に感染することがあるので要注意です🥶

糖尿病診療に関連する方の中ではおなじみの「さかえ」という雑誌に
食中毒のことが特集されていましたので
少しここでも紹介させていただきます📝


カラダに悪いモノと知って
あえて食べるひとはいないはずですが
口から入るもの(食べ物や飲み物)の中に
病原微生物やウイルス、有害な物質や毒物が入っていた場合に
下痢や嘔吐、腹痛、発熱などを起こしてしまう
これが「食中毒」です。

原因とされるものの中で有名なのは

カンピロバクター系 

 「鳥刺し」?と言われる人が多い

ノロウイルス

 「生カキ」との関係はよく言われますが生活環境中のあちこちでいる

ウェルシュ菌 

 カレーなどの煮込み料理でよく話題になる

などでしょうか

お腹を壊された方が外来に来られたら
「何か心当たりは?」と質問してみますが

「○○が原因?」と答えられる方は少なくて
「昨日は特別に変わったものは食べてないんです」と
言われる方が多いです。


でも、この表の中の【潜伏期間】のところを見てください🔍

原因となってしまったものは
もしかしてもっともっと前に食べたものなのかもしれません。

黄色ブドウ球菌のように1時間で症状がでるものもあれば
カンピロバクターのように約1週間かかって発症するものもあります😱

では、罹ってしまった場合は
今、しんどい症状を対症療法で治療することがほとんどです。
脱水症状に気をつけながら、まずはお腹を休めてください。

状態により、点滴や飲み薬の処方があります。


また、看病される方も嘔吐物やトイレの処理から
ご自身が感染してしまうこともあるのでご注意ください。



ただし、血便や激しい腹痛が続くときには油断せず
ぜひ受診、相談をしていただきたいと思います🩺


食中毒予防の三原則が有名です。

① 『付けない』
 細菌などを食べ物に付けない 調理の前には必ず手洗いを

② 『増やさない』
 保存に気をつける 冷蔵庫や冷凍庫を上手に活用してください

③ 『やっつける』
 加熱調理などで細菌を死滅させる(加熱に強い菌もあります⚠️)


私も台所の残り物をさっさと冷蔵庫に片付けました🍀

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